<【ゴミ屋敷】①退室立ち合いで見た壮絶な光景>

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夫の管理する賃貸物件の退室立ち合いを代行。
・退室者Nさん(71歳男性)
・長屋住宅に25年居住されてましたが6ヶ月の家賃滞納の末、退去勧告。


夫の会社の手伝いで
イヤ~な仕事がまわってきました。


夫の会社が管理を委託されている
築40年以上の古い長屋。


そこに25年間も独居していた男性が
家賃を滞納するようになってしまい
退去してもらう事になりました。


「長屋」なんて言っても
最近の若い人はわからないだろうなあ。


アパートのような集合住宅ではなく
一応、平屋の戸建てのような体の
独立した建物です。


うちが管理してる長屋は
全部で6棟あって
それぞれ狭い間隔で建てられてますが
なにせ築40年以上ですから
外観からしてボロボロ。。


「人、住んでる?」
と思われても
仕方がない雰囲気です。


東京郊外の駅から
バスで15分以上。


間取りは2K。
(和室4.5畳+6畳/浴室/トイレ/キッチン)


家賃4万5千円(管理費込)。


1人暮らしには
充分な広さですが
昭和初期の建物というか、

地震などあったのに
よく耐えてここまで建ってたなあ
という代物(失礼)。



居住者が高齢な場合は
退去勧告を出しても
その日に出ていってもらうことは
ほぼ不可能なのが通例です。


事前に訪問してもらっていた
民生委員の方と待ち合わせて

いざ、チャイムを鳴らすと


まあ当然のように手応えがなく
ピンともポンとも音がしません。


チャイムの電池、
とっくの昔に切れてるっぽい。



なのでとりあえず
ドアをノックしてみますが
応答がないので
勝手口(があるんですよ昔の建物は)に回り
再度ノック。


それでも無反応だったので

「入りますよ~」

と声をかけながら

勝手口から中をのぞくと


そこに広がる異様な光景。



勝手口の先はキッチンのはずですが
ゴミ袋やらペットボトルやら
雑誌やら空き缶やらに埋もれて
足元どころか
台所の流し台なども見えない状態。


不織布マスクを
二重にしてましたが

問答無用で鼻を突き刺す
腐敗臭や化学物質臭?

とにかく不快な臭いがします。



民生委員もマスク越しに
鼻をおさえて

「Nさ~~ん、いらっしゃいますかあ?」
「ちょっと出てきていただけますかあ?」

と叫びます。


それ以上そこに立ってると
具合が悪くなりそうだったので

一旦、勝手口から離れる私達。



10分ぐらい
待っていたでしょうか。。


やがて、勝手口から
Nさんが出てきました。



71歳と聞いていましたが
痩せ細った身体に
ヨレヨレのシャツ、
そしてジャージのようなステテコのような
ゆるっとしたズボン履いて
背中を丸めた姿は
年齢よりもかなり上に見えました。


最初、Nさんのシャツは
ベージュに茶色の模様が
ついたデザインかと思いましたが

よく見ると、
いろんな汚れで変色したらしく
白かったシャツが
煮しめたように茶色くなっています。


家の中は
とても上がれるような状態ではないので

とりあえず外で
退去の手順などを説明。


家の中ほどではないですが
Nさん自身からも
結構な不快臭が感じられて
書類にサインをもらう時に
思わず息を止めてしまいました。。



Nさんは弱々しい見た目のわりに
声に張りがあり(耳が遠いから?)


「オレはよお!引っ越しぐらいできるんだよ!」
「アンタ達に手伝ってもらわなくったって」
「自分でやるって言ってるんだよお!」



と、怒鳴ってきます。


こういうタイプの人の対処が苦手なので
民生委員が一緒で本当に良かった・・・


民生委員は慣れた様子で


「そうですよね~」
「でも退去日も過ぎてしまってますし」
「お一人では大変でしょうから、我々がお手伝いしますね」


と優しく諭して
ゴミ処理など退去の手筈を
まとめてくれました。


この日は段取りを決めただけで
実際の引っ越しは別の日に行う事に。



長くなるので続きます・・


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