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世の中の男性すべてがそうとは限りませんが
自分の不機嫌を隠そうとしない人
(隠せない)
たくさんいますよね。

私の父がそうでした。

普段は社交的で明るく
芸能人のモノマネをしたり
冗談を飛ばして陽気でしたが

一たび機嫌が悪くなると
むっつりと黙りこんで「近寄るなオーラ」を発し
普段ならどうでもいいような事で
母や姉や私を怒鳴りつけていました。

別に父が嫌いなわけではありませんが
(母の毒々しさのほうが苦手)
子供心に、この人は気分が不安定で
いつ変わるかわからない、
だからニコニコしてる時でも
油断しちゃいけないんだと思って
手離しで甘える事はなかったです。

なのでもし結婚するなら
精神的に安定してる人がいいなあと思い
いつも優しくて
物怖じせず懐の深い夫と一緒になりましたが

経済的ピンチとともに
みるみると上塗りが剥がれ落ちて
気がついたら
超豆腐メンタルな人が隣にいました。

お金のこと、お酒のこと、
いろいろツライことはあったけど

地味にダメージが深かったのが
話しかけても一切無視されること。

会社の経営悪化が深刻になればなるほど
帰宅してからの夫は
まるでそこに私がいないかのように振る舞い
必要な連絡事項を伝えても
テレビを見ながら缶ビールを飲んで
目も合わせようとしません。

最初は呆れて相手にせず
事務的なことは
紙に書いて渡したりしていましたが

毎日のように繰り返されると
自分が人間として
まともに扱われていないような気がして
少しずつ、澱のようにストレスが蓄積されていきます。


先日、以前仕事を通じて仲良くなった編集者さんが
「近くまできたから」と
突然自宅に訪ねてきました。

驚いたけど、お茶でも飲んでいってと
誘いましたが彼女は家には上がらず

「かぴさん最近がんばってるね!」
「◯◯の記事読んだよ」
「あの定期連載とれたんだね、おめでとう!」

と額の汗をぬぐいながら
ごそごそとカバンから何か取り出して
私に差し出しました。

「えへへ、コンビニのプリンだけど」

ニカッと笑う彼女は
それを渡すとすぐに帰っていったけど

私はそのプリンを持ちながら
しばらく玄関から動けず
気がついたらボロボロと泣いていました。

自分がこんなに渇いてるって、
気がつかなかった。

人は人を簡単に傷つけられるし
簡単に救うこともできるんだなあ。

粗末に扱われていい人なんて
いるはずがない。


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