卒婚・あたらしい夫婦のかたち

約1年の別居を経てから再同居。婚姻関係は維持したまま『卒婚』を目指します。熟年離婚した毒母との関係は難航中。。

漫画・本

01


















「傘寿まり子」 おざわゆき著

4世代で同居していた、作家のまり子80歳。

生活リズムの違いや
家族との行き違い、
自宅のリフォーム問題などで
自分の居場所がないと感じたまり子は

ある日、家出をして
ネットカフェで寝起きするようになります。

しかし、寄稿していた雑誌から
打ちきりを言い渡され
アパートを借りる事もできず
落ち込むまり子。

その後、昔好きだった男性と再会して
同棲を始めますが
認知が衰え始めた男性は
まり子とドライブ中に
高速道路を逆走。

男性の娘に同棲が発覚して
2人は離ればなれに。。

80歳が主人公の漫画に
衝撃を受けたけど

「幸せな老後」とは何か?

すごく考えさせられる作品でした。

リアルな80歳が日々何を思い
どんな生活を望んでいて

周囲とどれだけズレを抱えているのか。

そういう感情を肌で感じられる。

かわいいけど芯を持ったまり子の
ロードムービー的ストーリーは

元気をもらえたり

「老い」の厳しさを目の当たりにしたり

色んな思いに胸を揺さぶられます。

超高齢化社会真っただ中になったら
こういう「老い」ジャンルが活発になるかもしれませんね。

文筆業のまり子に
親近感を感じるとともに

いつか自分も
仕事がなくなる憂き目に合うのだなあと(;´Д`)

切実な気持ちにもなりました。

→「傘寿まり子」試し読み

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コミックエッセイとか結構好きなんですが
貧乏こじらせてからは買ってなかったです。

これが図書館にあってびっくり。
こういうの好きな司書さんとかいるのかも\(^o^)/

「母がしんどい」の
田房永子さんのコミックエッセイ。

タイトルに「ダイエット」ってあるけど
内容はほぼ
ツライ生育環境と母や叔母との毒関係。

理不尽毒母に育てられたトラウマが
結婚した後も抜けていかず
過食や強迫性神経症がとまらない。

それらの原因をさがして
ヒプノセラピーやら色んな療法を受けるんだけど

全体に浮かび上がってくるのは

「愛されなかった事実」
が根っこにある生きにくさ。

自分の外見を直視できなくて
きちんと鏡を見てないので
変なメイクを同僚に指摘される。

「太ってる」と指摘されればされるほど
心理的な呪縛は強まってくる。

読んでてちょっと息苦しくなるような。。
救い見えては、打ちのめされるの繰り返し。

「幼少期の幸せな記憶」

というのは現在どんなに愛情を受けても
取り戻せない、というのを何かの本で読んだけど
その通りだなあと思います。

少しずつ少しずつ
薄い皮をはぐように
前向きになっていって

「きれいになりたい、って思っていいんだ」
「もう母の望むようにみじめに生きなくていいんだ」

と、ポジティブな思考に変わっていくと
いつのまにか暴力的な過食がおさまっていく。

最後の最後で希望が見えてきます。

前作の「母がしんどい」は
自分の母親に重なることろがあって
気分悪くなってしっかり読めなかったけど

コレはその後の話なので
著者もだいぶ客観的に物が見えるようになって
救いのある感じ。

「呪詛」とか「言霊」なんて
ふだんは あるわけないしょ
って思ってるけど

身内の毒オーラほど
心も体もむしばまれるものってないわ。。。。



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