M子の自由な生活が羨ましくなって
自分も会社を辞職して
何か始めようと思った旦那さん。
もともと仕事が好きではなかったようで
毎日の会社通いから解放された嬉しさで
仕事を辞めてから一ヶ月ほど
何もせず、ただ家でテレビやゲームに興じて
過ごしていたそうです。
当然、気が気じゃないM子。
家計を支える人間がいなければ
自分も料理教室の起業活動など
してる場合じゃなくなります。
これからどうするのか、
毎日言い争いが続き
旦那さんはしぶしぶと
起業のネタを探し始めましたが
そもそも特にやりたい事が
あったわけではないので
結局見つけてきたのが
一番楽そうに思えた
・アジア雑貨の輸入転売
・超・健康水(仮名)の販売
でした。
アジア雑貨の方は
ベトナムやタイなどで安い雑貨を仕入れて
日本で販売するという転売ビジネスですが
仕組みは簡単でも
目利きのセンスやある程度の初期費用が
必要になる商売です。
こちらはすでに競合が多すぎて
早々に撤退。
残るは「超・健康水(仮名)」の販売です。
皆さんも想像がついてるかと思いますが・・
いわゆるマ〇チ商法というか
ネ〇ミというか
知人に健康水の良さを説明して
ウォーターサーバーを契約してもらい
その知人も販売権を得るので
どんどん子分を増やしてもらうというアレです。
説明会に参加した旦那さんは
会場の熱気にのまれて
その場で数十個のウォーターサーバーを購入。
翌日から友人知人に連絡を取りまくり
水の良さを熱く語る日々が始まります。
旦那さんは結婚半年後で
堅実な会社員から
「水を売る人」になったわけですが
M子も自分の起業活動があるので
そうそう旦那にばかり構っていられず・・
貯金ばかりが減っていく毎日。
それから半年ほどすると
ついに旦那さんの貯金が底をつき
気がつけば学生時代から仲の良かった
友人達からの連絡は途絶えて
旦那さんは孤立していきます。
狭いワンルームには
健康水の在庫の段ボールが積みあげられ
起業のための作業場所を失ったM子は
毎日の大半を近所のファミレスで過ごしたそうです。
M子は起業と並行して
短時間のアルバイトを始めますが
それは家計のためというよりは
自分の起業活動や料理教室の準備資金のため。
家賃や光熱費などは
すべて旦那さん名義なので
来月の家賃が支払えなくなった旦那さんは
やむなく水を売るのを諦めて
再就職のための活動を始めます。
そして、前の会社よりも収入や待遇は落ちますが
ある会社に正社員として再就職する事が叶いました。
しかしその時点で旦那さんの気持ちは
完全にM子から離れてしまったようでした。
続きます。。
参考になるブログがたくさんあります。
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