司法制度の改革によって
弁護士の数が２倍以上に増えていますが

"飯のタネ"である事件の数は
横ばい状態にあるようです。

数年前に企業の法務部を辞めて
司法試験に挑戦。
見事合格して
弁護士になった友人がいますが

久しぶりに連絡をとってみると
あまり思わしい状況ではないようでした。

昔は弁護士登録さえすれば
年収1000万は堅かった
なんて言われてましたが

町の弁護士が扱うような
相続、借金、雇用、離婚問題で
多額の報酬が得られるような案件は
思ったより多くなく

初年度は400万円程度の所得に終わり
次の年からはさらに減少していって
去年の事業所得は200万円以下だったそう。

仕事の時こそ
「弁護士先生」な友人ですが
週に３日は
レンタカーの受付のアルバイトをして
糊口をしのいでいるようです。

頑張って勉強して
難関の資格をとったからといって
安泰な時代ではないんですねえ。。

もっとも
弁護士がそれほど必要ない世界の方が
安全で良いとも言えますが。

友人の決意や努力を聞いていたので
そういう状況に何といって良いのか
励ましの言葉もうまく出てきませんでした。

これさえやっておけば安心
というような資格は
今の世の中には存在しないのかもしれませんが
友人が犠牲にしてきた事が
無駄にならないよう祈るばかりです。


参考になるブログがたくさんあります。
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