「おひとり様でも、一生お金に困らない本」
私はおひとり様ではないけど
将来的にそうなる可能性もあるわけで
(というか、おひとり様よりひどい老後になる可能性もある)
お金に関しての不安が強くなると
ついついこの手の本を読んでしまう事があります。
特に解決法を求めてるわけじゃなく
シミュレーションをして
自分の中の落とし所を見つけて
少しだけでも安心したいのかもしれませんね。
そんな中で目にとまった
この節約方法↓ ↓
・給湯温度を40℃から38℃に下げるとガス代がダウン。
・(給湯器の)スイッチをこまめに切るとより節約に。
というくだりです。
そもそも、給湯温度が40℃というのは
低すぎです。
まず、浴室への給湯設定温度の
メーカー推奨は50℃前後。
ガス代がもったいないからと
下げる人が多いですが
42℃以下の設定にすると
サーモ水栓がいかれて
数年で修理になる可能性があります。
(「ふろ温度」は何度でも大丈夫ですが)
そして、ここで書かれているのは
台所の食洗機に対しての
設定温度だと思われますが
食洗機メーカーの
給湯推奨温度は60℃です。
標準的なスペックの食洗機を使用するとして
通常コースだと
洗浄20分→すすぎ20分→乾燥と
合計2時間ほどでしょうか?
ここでいう「洗浄・すすぎ時間」は
給湯温度が60℃の場合を想定してます。
仮に、その温度よりも低い
38℃などで使用すると
洗浄・すすぎ時間は倍ほどかかる事になります。
なので、、、
結局はその間ガスでお湯を沸かし続け、
水も使い続けてしまうので
節約になるとは思えません。
(コース自体の時間も長時間になります)
それに、高温で使用したほうが
汚れ落ちも良いと思いますよ。
お子様がいる家庭などで
注意が必要と思われる場合でも
50℃ぐらいにとどめた方が良いのでは。
2番目に書いてあった
「スイッチをこまめに切る」
というのも現在普及している給湯器では
あまり意味がないと思われます。
(給湯器のパネルの照明代が年間で数円ぐらい?)
ハイブリッド式やエコキュートなどで
夜間電力を利用されてる場合は逆に
スイッチは切らない方が良いと思いますし
最近のエアコンと同様に
使用されてない時は自動で止まる物が多いので
むやみやたらな電源オフは
無意味だと感じます。
この書籍は2017年発行で
著者さんは67歳ぐらいとの事。
家電に関しての節約方法が
アップデートされてないのかもしれませんね。
もちろんだいぶ前の給湯器や
ビルトインではない
給水ホース接続の食洗機などでしたら
多少の節約になるのかもですが。
とにかく家中の家電の
主電源を切りまくる
母親の姿を思いだしました。。
参考になるブログがたくさんあります。
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