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土日は地獄の
配送センターのパート勤務。


気温が下がるにつれて
過酷さが増してきます。


前日に謎の動悸と頭痛で
ほとんど眠れていなかったので
続々と流れてくる荷物を
取り逃してしまうこともしばしば。


手をあげて

「止めてくださーい」

と言って

逃した荷物をピックアップしに
倉庫内を駆け回ります。


6時間の勤務が
あと15分で終わる、という頃


私の身体は突然うまく動かなくなり
猛烈な頭痛と吐き気に襲われて
立っていられなくなってしまいました。


担当レーンを取り仕切る人に
断りを入れて
よれよれと足をひきずるように事務所へ行き

「体調が悪いのであがらせてください」

と申し出ると・・・


「あとちょっとじゃん」
「もう時給つけちゃってるし、ちゃんと終わらせて」


と言われてしまいます。


「もう今日は無理そうなので」
「時給も1時間減らしていいのであがらせてください」


「そーゆうわけにはいかないんだよね」
「時給はつけるからさ」
「とにかくレーンに戻って」


その時、社員さんの顔が
本気で鬼に見えた。


吐き気にくわえて
メマイも出てくるなか、
どうにか力を振り絞って
作業場に戻りましたが

荷物を取り分けられる
力も判断力もなく

レーンの隅のほうにしゃがんで
頭を抱えてうずくまっていました。


何時間にも感じられた数分。


ぼやけた視界にうつる
倉庫内の時計が終業時間を指すのを確認して
のろのろと立ち上がり
一番近くのトイレに駆け込んで
戻してしまいます。


そのあとはあまり記憶がないけど
着替えをして、家に帰りました。


もう、辞めよう。


合わないものは合わないし、
これ以上続けても
先方にも自分にも
いいことは1つもない。


明日、朝一番に電話して
辞める旨を伝えようと思います。


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