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『日本一長く服役した男』61年もの間、刑務所にいた囚人の最後。

というドキュメンタリーを
再放送で見ました。


21才で強盗殺人の罪で服役、
何度も仮釈放申請を行うも
受け入れ先がなく
先送りで棄却されているうちに
61年の月日が流れていたそうです。


通常なら無期懲役でも
20年ほどで仮釈放になるケースが多いですが
おそらく天涯孤独の身の上か
親類に見放されてしまって
引き受けてくれる人がいなかったんでしょうね。


それが80才を過ぎてから
突然の出所。


福祉施設で受け入れてもらいますが、、

生涯のほとんどを刑務所で暮らしてきた人が
急に社会で暮らし始めるのは
かなり厳しいものがあったようです。


寝る時間も食べる時間も
労働や風呂など生活すべてを
人に指示されるのが当たり前だったのだから。。


戸惑う男性は
徐々に施設の職員とぶつかる事も増えて
体調を崩していきます。


そうして身体も精神もどんどん弱り
出所して1年であっけなく亡くなってしまう。
(最後の方に「刑務所に戻りたい)と言ってたのが印象的でした)


急な環境の変化は
若くてもついていけない人もいるのに
あの年齢では非常に負担だったのではないかしら。


犯した罪は消えないし
自業自得と言えばそれまでですが
最近は囚人の高齢化が著しく
刑務所が一種の老人ホームのような
役割を果たしてきつつあります。


60才過ぎた囚人が
社会に戻ったとしても
まともに仕事をして社会復帰できる事なんてなさそう。

生活保護を受給しながら
ひっそりと暮らしていくしか
生きる選択肢がないのでは。


中には受給が叶わず
仕事にもありつけず
刑務所に戻るために
万引きなどの再犯を繰り返す人もいるとか。


『罪を償う』ってなんなんでしょーね。


法治国家である以上、
罪を犯したら収監されて
懲役刑もしくは極刑によって
償うルールになっていますが・・

長い懲役にかかる膨大なコストを思うと
果たしてそれが最良の策なのか
疑問に感じる事もあります。


自由を制限して反省を促して
黙々と刑務作業をさせて
それがどれくら
再犯防止につながってるんだろうか。



殺人とか重罪は別ですが
万引きなどの軽微な犯罪を犯した
囚人1人に対して
年間3~400万円のコストを投じるのは
やっぱり割に合ってない気がするんですよね。。


現在アラフォーの私が
60才、70才になる頃も
同じシステムが続いてるのかなあ。



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