※チェコの実験的ドキュメンタリー映画の感想・ネタバレあり。

12歳の少女(実際は18歳以上の女優)が
偽のアカウントでSNSに登録すると
10日間で2400人以上の「成人男性」が群がってくる。

少女たちは子供部屋のセットの中で
ネットを通じて連絡してきた
全ての男達とコミュニケーションを取った。


加害者はすぐ隣にいるかもしれない。


常にSNSと接する現代の子供達を取り巻く
危険な環境を生々しく描いた作品です。




なるべく婉曲な表現で書きますが
苦手な方はお戻りください。


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映画館の休業が解除になって
最初に観たのがこの映画。

一般ウケしない内容だと思うので
ご存知ない方も多いかと思いますが
低予算ドキュメンタリーとしては異例のヒット作です。


実際に少女たちを演じてるのは
幼く見える18歳以上の女優さんなので
普通の12歳よりは会話能力が高く
接触してきた男達に
気づかれるかと思いましたが
全くそんな事はありませんでした。


というか、彼女達が
アカウント登録をすると
5分も経たないうちに
数十人の男達がメッセージを送ってくる事にドン引き。


男性側は目以外の顔に
モザイクをかけてますが
首のシワや服装、話し方などで
おおよその年齢がわかります。

おじいちゃん??
というぐらいの老人が話しかけてきたり

最初から高圧的で
脱衣や写真を要求する男、

少女の住む地域や学校などを
聞き出そうとする男、

いろんな男達が登場しますが
とにかく、、
半数以上の人が
画面にやたらと
アウトな部分を露出してくるので
少女役の子達も、スタッフや監督もげんなり。。
(観客もげんなり、そして失笑)

気持ち悪いを通りこして
あまりの幼稚さに乾いた笑いしか出ませんでした。


私の予想ではもっと
時間をかけて関係性を築こうとしたり
何度も話してから誘ってくるのかと
思っていたんですが

実際はもっと即物的で
性急な人ばかりでした。


少女役の子達は
何度も誘ってきた男と
それぞれ実際にカフェで対面。

そこでも隠し撮りをして
「なぜこんな事をするのか?」
という疑問をぶつけ続けますが
明確な答えは得られません。


少女たちに頻繁に連絡してきた男の中には
偶然にもスタッフの知り合いが
存在していました。

「この人、知ってるわ!」
「子供達がサマーキャンプをしたりする、キャンプ場の運営者よ!」
「まさかこの人が・・ウソでしょ」



スタッフと少女役、監督は
このキャンプ場オーナーに
突撃取材を試みます。


唐突な訪問に
しらを切り通す男ですが
SNS上で自分がしつこく迫った少女を見ると
焦りを見せ始め
なんとかその場を逃れようとします。


淡々と進むドキュメンタリーでしたが
立て続けにむき出しの欲望を
見せられてしまうと
やはり気分が悪くなりますね。。


素朴な疑問なんですが
チェコでは自分の子供が使う
スマホやパソコンに
フィルターをかけたりしないんでしょうか??


SNSを通じたトラブルは
年々増加しているそうで
中には自分の価値に気がついてしまい
自ら金銭を要求する子供達も
出現しているようです。
(結局は男達に騙されて、知られた情報や写真などをネタに脅されて泣きを見るケースが多いそうですが・・)


誰とでも簡単に繋がれるのは
便利であり、とても危険な事なのだと
改めて思い知る作品でした。


しかし、この作品の公開によって
チェコ警察が捜査に動き
何人かに正義の鉄槌がくだされたようなので
観客の溜飲も少しだけ下がったと思います。



そういえば日本でも
「50歳と14歳でも同意の上だったら問題ない」
みたいな発言をした議員がいましたね。
この人

危険な思考の人は
自分のすぐ近くにも
潜んでいるかもしれないんだな
と思うと怖いですね。。


今回は単発の仕事で
(そう!久々にライターの仕事依頼がきたのです!)
新しくオープンしたシネコンについての
記事を書く際についでに観た映画ですが
インパクトと、意義のある内容だったので
感想をこちらに書き残しておく事にしました。

ハッピーな内容ではないですが
ご興味ある方、機会があれば
鑑賞してみてください。



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