<【ゴミ屋敷】④退室立ち合いで見た壮絶な光景 おわり>

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夫の管理する賃貸物件の退室立ち合いを代行。
・退室者Nさん(71歳男性)
・長屋住宅に25年居住されてましたが6ヶ月の家賃滞納の末、退去勧告。







私とゴミ処理専門作業員の3人で
およそ7時間かけて
Nさんの長屋の部屋のゴミは
撤去されました。


ゴミの処分費用や
作業代金は行政と大家さんの折半。


トラック1台分のゴミ処理費だけでも
20万円ほどかかるそうです。


ガランとした部屋に入り
不思議そうにあたりを見回すNさん。


「はー、こんな壁の色だったっけ」
「自分じゃ気にしてなかったけど」
「オレんち、汚かったんだなあ」



ニヤニヤするNさんに
苦笑するしかない我々。


Nさんはとりあえず
行政が割り当てた施設に入居する事になります。


ずっと単身独居だったから
集合住宅での共同生活に
なじめるか心配ですが

今より良い住環境で
また好きな本を読んだりしながら
穏やかに暮らせることを祈ります。



超高齢化社会の一端を
まざまざと見てしまったような仕事でした。



驚いたことに
大家さんはNさんの部屋を
フルリフォームして
また賃貸に出すつもりだそう。


夫の会社に
リフォームを依頼してくれたので
ウチとしては有り難いですが・・


キレイにしても
今時、駅から遠いこんな長屋を
借りる人がいるんだろうか。。


最近流行りの
タウンハウスのように
オシャレに改装すれば話は別ですが

そうなると建物の躯体から
直さないといけないので
建て替えた方が早いし、、

駐車場にするとか
更地にして売却したほうが良い気もますが・・


まあ決めるのは大家さんなので
賃貸収入にこだわるなら
できる限りのリフォームを
してみるしかありません。


とにかく、長い一日が終わり
退室作業が完了。




本来ならゴミ処理のために
もう1人作業員を雇うところ、
私を使って経費節減です。


さすがに夫も
働かせたと思ったのか、
日当として15000円を渡されました。


会社的に経費節減の割合は
低くなりますが
今回は労働したので
もらえるものはもらっておこう。



純粋に体力を使ったのもありますが
いろんな意味で

とても、疲れました。


私もこれから歳をとって
気力がなくなったら
家をゴミ屋敷にしてしまう可能性も
あるのかなあ。。


怖いので今のうちから
余計な物は増やさないようにしよう。



夫は絶望的に「片付けられない人」なので
私が動ける間は
なんとか普通の状態を保ちたいです。



71歳になって
ゴミに埋もれてしまっても
自分の好きな物に対しては
まだ目を輝かせて語れるんだなあ。。


趣味であったり
大好きな「推し」であったり
夢中になる物がたくさんあれば
どんな状況でも幸せを感じられるのかもしれませんね。


こういう仕事依頼が
これからも増えていく気がして
戦々恐々です。



最後までお読みいただき
ありがとうございました。


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