卒婚・あたらしい夫婦のかたち

約1年の別居を経てから再同居。婚姻関係は維持したまま『卒婚』を目指します。熟年離婚した毒母との関係は難航中。。

母親との関係

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暗雲漂う中での
ショーの当日。

姉を含めて
8人の花嫁達が
カラードレスを着て
ステージを歩く姿はとても華やかでした。

姉は山吹色のシフォンドレスと
ブルーのサテンドレスの2着を
優雅に着こなしていて

お客さんや審査員らしき人達の目線を
集めていたように思います。

滞りなく進行していくかと思いましたが

もちろんそんなわけにはいきませんでした。

客席の前列に座る
年配の女性達が
何やら大きな声で
会話しているのが会場に響きます。

「あっはっはっ、馬子にも衣裳、豚に真珠」

「カカシに布を巻きつけてるみたい」

「あの小便ガイコツが気取って歩いちゃって!」

背筋が寒くなるような
母の声でした。

隣にいるのは叔母のようでしたが
叔母の声はほとんど聞こえず

母の独壇場で
姉のドレス姿をディスっては

自分の発言に自分で笑っていました。

ディズニーの「シンデレラ」のテーマ曲が流れる中
会場の人達はみんな母の方を見ています。

母は姉に手を振って

「ほれ!カカシ!ぼんやりせんで歩け!」

「そのドレス、ペチャパイが目立たなくていいね!」

と声をかけていました。

姉の顔からは
表情というものが一切消えて

ただ曲に合わせて
最後までステージを歩いていました。

私が母の口を塞ぐ前に
イベントは終わってしまい
会場からは一様に
困惑したような雰囲気が漂っていました。。


続きます。

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かれこれ20数年前

結婚式に向けて
招待客や料理、そしてドレスなど
煩雑な準備を楽しそうにする
姉に付き添って

地元で一番豪華なホテルに
毎週のように通っていた事があります。

お互いに10代で自立していた姉と私は
当時は親友のように仲が良くて

彼女の挙式は
私にとっても
人生の一大イベントのように感じていました。

最大の悩みどころであり
最大のお楽しみは
やっぱりドレス選び。

ウエディングドレスの他に
お色直しのカラードレスも選ぶので
何度も試着を繰り返しました。

目鼻立ちのくっきりした姉は
妹の私から見ても美人でスタイルも良く
(似ていない姉妹です)
どのドレスもよく似合っていたので
なかなか本命が決まりません。

そんな中で
式場側から提案があり

他の花嫁達と
お色直しのドレスを着て
簡単なショーのようなイベントに出てくれて
優勝すればドレス代を無料にする

とのこと。

姉は迷っていたけど
絶対出るべき、と私に背中を押されて
ショーの日を楽しみに待ちました。

ですが・・・

その話をどこからか聞きつけた母が

ショーの前日に
ホテルに電話してきたのです。

「うちの娘を見世物にする気か」

「モデルをさせるならモデル料を払え」

「騙そうとしたのだから挙式代は払わない」
(母が支払うわけじゃないのに)


などと、すごい剣幕で
担当者に食ってかかったようでした。

翌日にそれを聞いて
姉は仰天するやら恥ずかしいやら。。

担当者の方に
母の勘違いだったと平謝りして
予定通りショーには出ることにしました。

この時なんとなく
暗雲が漂ってきた気がしましたが

ショーの当日・・・・・



長くなるので続きます。

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いわゆる「毒親」による
支配・洗脳から脱する道のりは
人それぞれだと思いますが

ほのんどの人がたどるルートは・・・

毒親の支配下にある「隷属期」

実家を離れて初めてその異常さを知る
「発覚期」

ひたすら親を怨む「怨恨期」

親と距離を置き
支配が薄れつつも生きづらさが残る
「空虚期」


という流れになるようだけど

この過程のどこかで
自己肯定感を取り戻しておかないと
新しい人生は始まらない。

自分の場合は
「怨恨期」がうっすらと長期間あって
最近になってから
あきらめたというか
期待を捨てたというか
「空虚期」に移行しつつあります。

自己評価が低いって
20代の頃は思わなくて

むしろ自己肯定感が強すぎるのも
厚かましい人間みたいでどうかなあ・・
と思うぐらいだったんですが

結婚して、生活が暗転して

今現在のほうが
自己肯定感が低くなってる気がします。

自分で決めた結婚が
思うようにいかないのを

母親に
「それみたことか」
と言われるのが
悔しかったり辛かったりするからかも。

「自分の結婚生活」と
「母親との関係」は
まったく別の問題なのにね。

まだ支配は続いてるのかもしれないし
この「空虚感」は
埋めきれないのかもしれません。

それでも、人生は続いていくし
どう生きるかは自分次第。

同じ時間を過ごすなら
なるべく楽しい事を考えてられる
毎日を送りたいです。

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いつの間にか母の日が過ぎ去ってました。

いえ・・・・・・

本当は認識してて

もちろん母親からの
「お祝いしなさいよアピール」も当然ありましたが

何をしてあげても
不満や文句を言われるのは明白なので

仕事が忙しいのを理由に
のらりくらりとやり過ごしました。

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ネットで見かけた
アニメの中の母親たちを見て

自分の理想の母親像って
どんな人だろう?と考えてたんですが

王道は「サザエさん」の
磯野フネさんですよね。

古き良き良妻賢母で
控えめ、おおらか、慈愛に満ちてる。

リアル母が強烈すぎて
理想の母親とか、あまり考えた事なかったなあ。

毒吐かない
殴らない
支配しようとしない

だけで十分理想的に感じますが・・・・・

これってまるで

DVするダメンズとばかり付き合う女性の
理想の男性像みたい。

頭ごなしに否定せず

ありのままの自分を受け入れてくれて

どんな事があっても味方でいてくれる。

そういうスタンスの母親がいたら
少し人生も変わってたかな?

考えても仕方ないけど。

今は、この自分でやってくしかないのです。

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母を温泉旅行に連れていって

その毒舌とネガティブな空気に

すっかり疲弊してしまってから

自分から連絡をとっていません。

でも数日前に

何度も、遊びにくるように
メールが届いて

断りきれず
母とランチに出かけてきました。

母が連れていってくれたレストランは
半分公共の運営のようで
今年にリニューアルされたようでしたが

簡易的にパーテーションで仕切られた席は
公共施設にある会議ホールのようで
飾り気がなく質素な店内でした。

母の雰囲気から
「奢ってやる」空気がかもしだされていたのですが

実はこれが結構難儀というか、
迷惑なことが多いんですよね。。。

嫌な予感はしてましたが

「1000円」と「1500円」に分かれたランチメニューを見ると

案の定、大きな声で

「1000円のほうにしてね!!」

と言われたのでした。

「自分で払うから好きな物を注文する」

という選択肢は許されません。

母は一度自分が払うと決めると
ガンとして譲らず

かといって、
相手の食べたい物を食べてもらう

という選択はないのです。

1000円メニューの中で
比較的まともそうな蕎麦を頼みましたが

店の雰囲気からして予感したとおり
ソフト麺のような蕎麦と
やけに甘みの強いめんつゆで
おいしいとは言えませんでした。

もちろん、残す事は許されないので
無理矢理つめこんで
水で流し込むように食べおわり
食後は特に会話もなく
せかされるように店を出ました。

母にとっての
「楽しむ」ということは
一体どういう事なんだろう?

「会話を楽しむ」
とか
「相手と感想を共有する」
とか

そういうことが
昔からない人だなあと
改めて思いました。

育ててもらった感謝は感じてるし
母のことを嫌いたくないけれど

長く一緒に過ごしたいとは
思いません。

これからの数十年を
どうやって付き合っていけばいいのか
考えこんでしまいました。。

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