卒婚・あたらしい夫婦のかたち

約1年の別居を経てから再同居。婚姻関係は維持したまま『卒婚』を目指します。熟年離婚した毒母との関係は難航中。。

離婚に向けて

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年々異常気象がすすんでますが
今年の猛暑や台風も尋常じゃないですね。

お盆なのに嫌がらせのような台風です。
西日本にお住まいの方は
くれぐれも気をつけてお過ごしください。


夫も私もお盆は関係なく
平常運転で仕事をしています。

日中は家に1人で居られるので
私的には本当に助かりますが

昨日から突然

「書類仕事は自宅でする」

と言い出して
朝からずっとリビングで作業をして
ちょっと現場に顔を出す以外は
ずっと在宅しているので気が休まりません。


引っ越し先が決まったので
来月中には移ることを伝えたんですが
(詳しい日取りや住所は教えず)

「・・・本当に??」

と言ってから
しばらく放心したような顔をして
ぼんやりしていました。

それからずっと
何か言いたげな様子ですが
黙って私を見るだけ。


今までそんな事しなかったのに
突然、コーヒーを淹れてくれたり
(ちなみに私はずっと紅茶党です。
いかに嗜好を知ってもらえてないかわかる。。)

夜は外食を提案されたり
(自分の小遣いから奢る、というけど
それは奢ると言えるのか?)

なんというか、
挙動が不審でした。


夫は現実逃避人間なので
自分にとって困った事態になっても
何もせずぼんやり眺めて
自分以外の何かの力によって
問題が解決されるのを期待します。

なので、私が出ていくことも
自然に考え直してくれたり
何らかの理由で出ていけなくなったり
することを願ってるのかも。


まあ、そうやってぼんやりしてくれてるうちに
こちらは着々と準備して
跡を濁さず飛び立とうと思います。


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大腸内視鏡検査は
鎮静剤を使うので車の運転が不可でした。

アテにしていませんでしたが
結果的には夫が送迎をしてくれたので
無駄な時間やお金を使わずに済んで
助かりましたが。。


コメントで

"もしもガンなどの重病だった場合
今すぐ別居や離婚をしてしまうと窮地に立つのではないか"


という意見をいただいて
いろんな事を考えさせられました。

幸い今回は特に治療を要する所見はなく
このまま日常を送れる事になりましたが

もしも長期の治療が必要な思い症状が見つかって
入院や療養を余儀なくされたとしても
私はこのまま別居して
1人の人生を選ぶだろうか?


人生はキレイ事ばかりではなく
時には意に染まない事も受け入れながら
生きていかなければならないんだと思いますが

果たして自分は1人の厳しい状態で
人生に立ち向かっていけるだろうか。


考えても仕方がない事なんですが
ぐるぐると様々な思いが頭をよぎります。


これって何かに似てる。


ふと思い出したのが
アラフィフの独身男友達が言っていた
結婚相手への条件。

「もうこの歳になると容姿はこだわらないけど・・」
「俺より10は若くないと・・」
「弱った時に介護というか、世話してもらえないでしょ」


という言葉。

それを聞いた時、
この人は配偶者に対して
"自分の世話をして面倒みてもらえるメリット"
しか考えてないんだなあ、と
ちょっと軽蔑していたんですが・・

私が今してる心配と
そう変わらないのかもしれません。

仮に自分が大病してしまったとき
1人だったらとても不安で心細いと思うし
現実的に困る事も多々あるでしょう。


でもだからといって
壊れた夫婦関係を
無理に持続させることはしたくない。


夫婦は、家族は持ちつ持たれつで
苦境の時も助け合って生きていくのが
いいと思いますが

気持ちが伴わないのに
互いの利益のためだけに一緒にいるのは
やっぱり何か違うと思う。

甘い、と言われたらそれまでだし
私がバカなのかもしれませんが
これから先、苦しい状況に立たされても
今は自分の力だけで何とかやっていきたい。


もちろん、なるべく快適に生きるために
割り切って相互扶助生活を選ぶのも
アリだと思います。

ただ、今は状況が許す限り
自分の気持ちを優先させたいなあ。


経済力も生産性もなく
無目的に生きる人間ですが
まだ、自分の人生をコントロールしたい
という欲は捨てられないみたいです。


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*夫に離婚を切り出した 1




ぶたれる、と思い
身をかたくして目を閉じた私。

数秒が数分に感じられましたが
実際は10秒も経っていなかったと思います。

恐る恐る薄目を開けると
至近距離に夫が立っていて

振り上げた拳を
ゆっくりおろす所でした。


「言いたいこと言って気が済んだ?」
「かぴはそうやってずっと俺の事バカにしてたんだろ」
「稼ぎも少ない、大酒飲みのろくでなしだと思ってたんだろ」

「いいよな、、逃げられる奴は」


吐き捨てるように言うと
夫はキッチンに歩いていって
コップに水をくんで飲み干し
そのまま寝室へ行って
大きな音を立ててドアを閉めました。


脱力した私は
その場にしばらくへたりこんで
放心。。。


殴られなくて良かったけど
話合いは全くうまくいきませんでした。


もし自分が夫の立場だったら
同じように憤るかもしれないし
裏切られた気持ちで一杯になると思います。

でもいつかは言わなくてはいけないし
衝突は避けられないので後悔はしてません。


離婚を切りだせた事は良かったですが・・
肝心なことはほとんど伝わらなかったな。

いくらお金の事だけじゃない、と言っても
結局は今一番ネックなお金の話に終始してしまって

なぜ離婚したいと思ったか、
私がずっと抱えてきたモヤモヤの
核心部分が伝わらなかった気がします。

まあ、この噛み合わなさが
性格の不一致を十分表してると思いますが。


疲れてぐったりです。

良くない感じに終わりましたが
とにかく意向は伝えられた。

これから夫がどう出るかわかりませんが
引っ越しや次の話合いに向けて
準備をしなくては。


コメントでたくさんのご心配や
アドバイスをいただき感謝します。
本当にありがとうございました。

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*夫に離婚を切り出した 1




「わかった、もうわかったから」
「とにかくかぴは今の生活が不満なわけね」
「何回も説明したけど、今の建築業界は死ぬほど不況なんだよ」
「それでも俺だって歯を食いしばって会社続けてるじゃん?」
「その辺のことはもっと理解してくれてると思ってたけど」


「いや、もうそういう次元じゃない」
「一緒にいても楽しくないし、むしろしんどい」
「そんなに会社やってくのがツライなら
辞めて他の仕事したっていいんじゃない?」
「私から見ると努力してるようには見えないよ」
「愚痴ばかりでお酒に逃げる人は尊敬できないし
完全に憎み合う前に離れた方がいいと思う」

夫は、やれやれというように
肩をすくめて
わざとらしく大きなため息をつきました。

「そうやって人にズケズケ言うけど、自分はどうなの?」
「誰のおかげでずっと家に居られると思ってるの?」
「ままごとみたいな仕事して、どうして大きな顔できるわけ?」
「夢、とかいうけどいつまで立っても芽が出ないじゃん」
「かぴの才能を信じて応援してあげたのはどこの誰?」


深く考える事が嫌いで
普段は全く論理的じゃないくせに
こういう時だけは
絶妙に人の弱点をついてくる夫。

気にしないフリをしても
やっぱり傷つきます。

でも、

今回はめげていられない。

「確かに私の仕事は安定してないけど・・」
「その不安定な仕事でなんとか生活してきたでしょ」
「会社の状態が良くなる可能性の方が少ないと思う」
「いつまでも会社にしがみついてるのは
『社長』でいたいからだけでしょ」
「そんな安いプライドがあるかぎり、立て直しはムリだと思うよ」

私が言い終わらないうちに
夫はイスを蹴って
こちらへ向かってきました。


ぶたれる、と思って目を閉じたら・・・


続きます。
長くなってすみません、次で終わります。


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*夫に離婚を切り出した 1




「とにかく、なるべく早いうちに引っ越すから」
「会社の事務と経理で私が見てた分は2ヶ月は続けるけど
その後はあなたかお義母さんに引き継ぐね」

「はあぁ??」
「急に言われても困るんですけど?」
「てか、家のローンどうすんだよ」


「ローンは2ヶ月は半分負担する」
「それから後は自分で何とかして」
「家をどうするかはまた後日話したいけど
私は1人で住むつもりないから
あなたが住み続けるか売却のどちらかになると思う」

「ふざけんなよ!!」
「今どれだけ会社が苦しいかわかってんだろ!」
「2人で買った家なんだから
途中で抜けるなんてルール違反だろ!」


・・・やっぱり。

住宅ローンの話をすれば
夫が激昂するのはわかってましたが
実際話すと本音が
ボロボロとこぼれだします。

ここ一年の家計負担は
私の方が大きかったので
それがなくなると夫の経済状況は
かなり苦しいものになるでしょう。

私なりに猶予を設けて
譲歩してるつもりですが

まだ切り出したばかりなので
前向きに考えてくれるのは難しそう。


このあと更に話が真剣味を帯びてくると
夫の態度はますます悪化していくのです。。


続きます。

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